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お知らせ

送り速度について -工具と機械の寿命を延ばす-

送り速度は、加工を実行する際に考慮すべき最も重要な要素の1つです。簡単に言えば、送り速度は工具が部品に係合する速度であり、通常単位/分で測定されます。推奨される送り量は、加工している材料の種類(アルミ、スチール、ウッド、アクリルなど)、工具の材質(カーバイド、高速度鋼、セラミックなど)やその他の要因を考慮し算出します。

なぜ重要なのか

送り速度は、安全性と生産性から工具寿命、表面仕上げおよび品質まで、加工のほぼすべてに直接関係しています。
工具は材料に係合し、経路に沿って100インチ/分で加速します。 コーナーのように方向の変更になると、コーナーポイントで減速し、方向を変えて再び100インチ/分まで加速して切削を続ける必要があります。この急速な減速は、マシンのトルク負荷を増加させる原因となります。

送り速度の例

下記の例は、2インチの2つの線形からなる矩形上の、2軸輪郭加工の送り速度となります。実用的には、100in / minの切削送り速度を使用します。工具の切断が始まると、工具は100 in / minまで急速に加速します。

最初の90度のコーナーに達すると、ゼロに減速して方向を変え、再び急速に100 in / minまで加速します。
ShopSabre(WinCNC)のツールパスのgコードは、下図の右側となります。N8のラインでは、工具は切削開始点まで50インチ/分(F50)で、次にN9で100mm /分に加速して切削を開始します(F100)。また、N10からN13までのラインでは、各90度コーナーの周りで送り速度が100 in / minのままとなります。

送り速度を100 in / minに設定した場合、gコードには表示されませんが、工具は図の各コーナーで “0”点で停止して方向を変更する必要があります。CNCマシンコントローラがこれを処理します。


2インチ正方形の2軸輪郭加工の(左)送り速度の例 (右)ShopSabre(WinCNC)コントローラのツールパス例のgコードです。

送り速度の最適化

VisualCAMには、コーナーでの送り速度の問題に対処する送り速度最適化機能(Professional、Premium)が含まれています。 ツールパスを生成したら、ツールパスを選択してツールパスエディタに移動します。 ツールバーに送り速度最適化(下図参照)という新しいアイコンが表示されます。

これにより、送り速度の最適化ダイアログが表示され、送り速度のパラメータを設定できます。 下図は、これらのパラメータの設定が、2インチ長さの2つの線形カットからなる2インチ四角形の長方形の2軸輪郭加工にどのように影響するかを示しています。コーナー角度を90度に設定しました。減少を開始するコーナーの前の距離と、送り速度をリセットするコーナーの後の距離を両方とも0.5に設定しています。 また、送り速度減少率を0.5に設定しています。